フュージョン・コミュニケーションズは、中国電力とエネルギア・コミュニケーションズと協力し、2005年1月から広島県大崎上島町でメッシュネットワーク無線LANのフィールド実験を行なう。IP携帯電話の実現性などを探る。
実験は、メッシュネットワーク無線LANシステムによる屋外ブロードバンドアクセス環境構築技術やブロードバンド環境を利用した音声通信サービスの検証、IP携帯電話の実現性の検討が目的。スケジュールは、2005年1月から9月までをStep-1として無線ネットワークを検証し、続くStep-2として2005年10月から2006年3月まで各種通信サービスを検証する。
なお、メッシュネットワークとは、基地局をメッシュ(網の目)状に配置して面的に通信エリアを拡大すること。フュージョンでは「複数の無線LAN基地局を相互に無線接続することで、バックボーンとは最小限の接続点で面的なエリア展開ができる」としている。
具体的には、光ファイバによるブロードバンド環境が町内全域で整備されている広島県大崎上島町に、メッシュネットワーク無線LANの基地局を設置。大崎上島町に光ファイバによるインターネットサービスを提供するエネルギア・コミュニケーションズのネットワークを介して、フュージョンのIPネットワークやSIPサーバーに加え、インターネットに接続する。なお、クライアント端末にはPDAや無線IP電話端末を利用するとしている。
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実験概要
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.fusioncom.co.jp/news/nw041220.html
( 鷹木 創 )
2004/12/20 18:32
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