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クロムサイズ、リレー装置で共存するADSLの伝送劣化を防ぐVDSLシステム


 クロムサイズは、リレー装置を利用して回線を切り替えることで併用するADSL伝送速度の劣化を減少できるVDSLシステムを開発したと発表した。1月に製品化し、大手通信業者や集合住宅向けに販売する予定だという。

 今回開発したVDSLシステムは、集合住宅向けにVDSLスイッチとリレー装置をあわせて設置するもの。従来のVDSLシステムでは、一般電話回線もVDSLスイッチを経由するため、ADSLを併用する場合はVDSLスイッチ内で電気的な抵抗が生じ伝送速度の低下を招く場合がある。VDSLスイッチにリレー装置を追加することで、VDSLサービスを利用するユーザーへの接続はVDSLスイッチを経由、VDSL使用せずADSLサービスを利用するユーザーへの接続はVDSLスイッチを経由しない回線へリレー装置で迂回し、ADSLの伝送速度の低下を回避できる。

 また、同システムは遠隔操作でリレー装置によるバイパス機能の設定変更が可能で、システム導入後にADSLユーザーが増加した場合でも迅速に対応できるとしている。クロムサイズでは、同システムを1月に製品化し、大手通信業者や集合住宅向けに販売する予定。システムの価格は20万円程度になる見込みだという。


リレー装置を利用したVDSLシステム概要

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URL
  ニュースリリース
  http://www.cyz.co.jp/html/pre004.html


( 大久保有規彦 )
2004/12/21 16:43

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