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大量のダミーファイルでWinnyユーザーをうんざりさせるソリューション


 株式会社Whizzy R&Dは、P2Pネットワークなどに流出してしまったコンテンツを保護するソリューション「コンテンツシェルタ」の提供を開始した。コンサルティングによる調査とその後の対策とに分かれている。料金は別途見積りが必要だが、Whizzy R&Dによれば調査費が80,000円から、対策費が調査費の2倍程度で160,000円からとしている。

 コンテンツシェルタは、コンテンツホルダーからの相談に応じて、各種ネットワークを監視・調査し、場合によってはダミーファイルを大量に流通させて本物のコンテンツを紛れ込ませる対策を実施するソリューション。ダミーファイルの配信は、「Winny」や「2ちゃんねる」の画像掲示板、P2Pファイル交換ソフト「Share」が対象となっており、「事前に実施した音楽CDのダミーファイルをWinnyで配信する実験では、同じファイル名のうち約95%がダミーファイルという結果になった」という。

 Whizzy R&Dの石原省平代表取締役によると「ダミーファイルが大量に流通することで、海賊版コンテンツをダウンロードしようというユーザーをうんざりさせて、ダウンロードする気持ちを失わせることができる」という。また、コンテンツシェルタではコンテンツホルダーの要望に応じて、ダミーコンテンツ配信以外の対策を採ることがある。例えば、「音楽CDであればCCCDを採用したほうがいい」などの助言も行なう。Whizzy R&Dではこのほか、ダミーファイルの配信対象ではないがP2Pファイル交換ソフトの「WinMX」や「BitTorrent」のネットワークも監視し、コンテンツ流出の事例を蓄積している。

 なお、ダミーコンテンツの配信によってネットワークのトラフィックが増大するのではないかとの懸念については、「コンテンツホルダーの被害を防ぐことを主眼に置いた」(石原氏)としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.whizzy.co.jp/information/#pressrelease
  Whizzy R&D
  http://www.whizzy.co.jp/


( 鷹木 創 )
2004/12/22 17:37

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