有線ブロードネットワークス(USEN)は、同社子会社で光ファイバによるブロードバンド事業のインフラ部分を構築するユーズコミュニケーションズ(UCOM)が2004年11月度に単月黒字化したと発表した。回線提供数は11月度までの累計で214,571件に達している。
UCOMは、光ファイバによるネットワーク事業の構築、サービスの提供を目的として、2000年7月にUSENによって設立されたインフラ会社。2000年10月時点での資本金は25億円だったが、USENの光ファイバ事業進展とともに事業を拡大し、2003年10月時点で資本金は239億8,000万円となっている。
USENによれば、UCOMではすべてのネットワークを光ファイバとIPで構築し、都市部を中心にエリアを展開。光ファイバ開通のための「入線工事力」を競合他社との優位性に上げている。なお、現在UCOMの発行済み株式のうち72.9%をUSENが保有している。
UCOMでは、高速インターネットサービス分野においてはソニーコミュニケーションネットワーク、放送サービス向けインフラ分野においてはスカイパーフェクト・コミュニケーションズ、IP電話向けインフラ分野においてはフォーバルとそれぞれ提携しており、光回線の多様な活用法を事業化を目指している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.usen.com/corporate/release/2004/pdf/041222_02.pdf
ユーズコミュニケーションズ
http://www.fttx.co.jp/
関連記事:USEN、光ファイバサービス取付数が21万件に。集合住宅は単月1万件突破[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7756.html
( 鷹木 創 )
2004/12/22 19:07
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