ヤフーは6日、はがき作成ソフト「筆まめ」シリーズなどを開発しているクレオとの間で資本・業務提携で合意し、クレオの第三者割当増資を引き受けると発表した。引受株式の総額は16億3,450万円で、これによりヤフーはクレオの筆頭株主となる。
クレオは、はがき作成ソフト「筆まめ」シリーズなどのPCソフト開発のほか、システム開発事業、会計や給与など企業の基幹業務向けパッケージソフトの開発などを手掛ける。クレオでは、経営環境が厳しさを増す中で有力なパートナーとの協業を求めており、ヤフーでは増大するサービス開発のニーズに応えるためのリソースを求めていたことから、両社の間で業務提携の可能性について協議を行なっていたという。
協議の結果、ヤフーは増大するサービス開発ニーズに応えるための開発のスピードアップおよびクレオの有するエンジニアリソースがヤフーのニーズを有効に補完しうること、またクレオがこれまで蓄積してきたノウハウ・ブランドがヤフーと組むことで強力なビジネス構築のチャンスに成り得るとの判断に至り、業務提携を行なうことで合意に達したとしている。
この業務提携に合わせて、ヤフーはクレオの新株式発行による第三者割当増資を引き受ける。引受株式数は350万株で、引受価格の総額は16億3,450万円。払込期日は1月26日で、ヤフーはクレオの36.9%の株式を所有する筆頭株主となる。ヤフーでは、業務提携の具体的な内容については、今後両社で協議を行なっていくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(ヤフー)
http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2005/0106.html
ニュースリリース(クレオ)
http://www.creo.co.jp/data/PRESS/now/2004/050106160414.html
( 三柳英樹 )
2005/01/06 20:00
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