米Microsoftは6日、新しいウイルス駆除ツール「Malicious Software Removal Tool」をWindows Updateを通して無料で提供すると発表した。1月11日から配布を開始する予定だ。
これまでMicrosoftでは、BlasterやMydoom、Download.Jectなど大きな被害を与えたウイルスを駆除するツールをそれぞれ無料で提供していた。同社ではこれまで提供してきた別々のツールを1つにまとめて提供する。さらに、新しいウイルス駆除ツールは毎月第2火曜日にアップデートし、新しいウイルスや既存ウイルスの亜種に対応することになるという。ただし、どの程度まで新しいウイルスに対応するのかなどの詳細は明らかにされていない。
このウイルス除去ツールはWindows Updateを通して、または、Windows XPに搭載されている自動更新機能を使用しているユーザーに無料で提供される。このツールはMicrosoftが2003年に買収したGeCADソフトウェアの技術をもとに開発されたという。限定的とはいえ、無料のウイルス除去ツールをMicrosoftが配布することはセキュリティ業界に大きな影響を与えると考えられる。
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「Malicious Software Removal Tool」のスクリーンショット
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こちらは悪意のあるソフトが発見された場合の画面
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関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/jan05/01-06NewSolutionsPR.asp
関連記事:米Microsoft、アンチウイルス技術をWindowsに組み込む意向を表明
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0611/gecad.htm
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/01/07 12:53
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