靖国神社は、2004年9月からWebサーバーに対して断続的にDDoS攻撃を受けていることを明らかにした。攻撃は現在も継続して行なわれている。
靖国神社によれば、Webサーバーに対する攻撃は2004年9月3日から開始され、多くは中国からのものと思われるIPアドレスからの攻撃で、激しい場合には毎秒15,000回にも及ぶDDoS攻撃が行なわれたという。また、2004年9月21日には、靖国神社のアドレスを詐称したスパムメールが大量に送信され、返ってきた大量のエラーメールによりメールが利用できなくなるといった被害を受けたとしている。
2004年12月下旬には、中国国内のサイトにある掲示板において、靖国神社に対する攻撃を呼びかける書き込みと攻撃ツールの配布が行なわれており、これと前後してこの攻撃ツールを使用した攻撃が確認されたという。
この攻撃に対して、現状では関係機関の協力により攻撃を受けた場合でもWebによる情報発信は継続できているものの、攻撃方法が変化したり複数の攻撃が重なった場合などには、Webの閲覧が困難になる状態となっているとしている。靖国神社では今回、攻撃を受けていることを公表するとともに、こうした攻撃がインターネットの秩序を根本から否定するテロリズムとも言える卑劣な行為であるとして抗議している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.yasukuni.or.jp/new/osirase.htm
( 三柳英樹 )
2005/01/07 13:27
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