米Macromediaは6日、携帯電話に搭載されているSymbian OSを狙ったウイルス「Skulls.D」が、Macromedia Flashのインストールファイルを装ったファイル名を利用しているとして、ユーザーに注意を呼びかけるアナウンスを発表した。
Skulls.Dは、ノキアやモトローラなど世界の主要なメーカーの多機能携帯電話などに採用されている「Symbian OS」を対象としたウイルス。フィンランドのF-Secureによれば、Skulls.Dはワーム活動を行なうウイルス「SymbOS/Cabir.M」を携帯電話内にダウンロードし、ウイルスの活動を防止するアプリケーションを停止。携帯電話の画面にはドクロの画像を表示する。
Skulls.Dは“Flash_1.1_Full_DotSiS.sis”や“Macromedia_Flash_1.1_Full_DotSiS.sis”といったファイル名を用いることで、ユーザーにインストールを行なわせようとするため、MacromediaではこうしたファイルをMacromedia以外のサイトからダウンロードしてインストールしないよう、ユーザーに対して呼びかけている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.macromedia.com/devnet/security/security_zone/mpsb05-01.html
ウイルス情報(英文)
http://www.f-secure.com/v-descs/skulls_d.shtml
■関連記事
・ 携帯電話向けウイルス「Cabir」に3つの新しい亜種~英Sophosが報告(2004/12/14)
( 三柳英樹 )
2005/01/07 15:00
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