Atheros Communicationsは7日、同社の無線LANソリューション向けのセキュリティ設定を容易に行なえるソフトウェア「JumpStart for Wireless」を発表した。同社の無線LANソリューションを採用した製品では、ファームウェアのアップグレードで対応できるという。
JumpStartは、クライアント側の対応端末でセキュリティ設定を行なうだけで、アクセスポイントなどのセキュリティ設定も可能なソフトウェア。セキュリティ機能では、Diffie-Hellman公開鍵暗号によるデータの暗号化が施されるほか、WPA、WPA2、AESなどをサポート。また、パスワードによる接続端末の認証が可能なほか、クライアント端末のLEDで通信状況を視覚的に確認できる。機能面では、マイクロソフトの「Wireless Zero Configuration」や「Windows Connect Now」などのプロファイル管理ツールとの連携や、インテルの「Centrino モバイル・テクノロジ」との相互接続性も確保したという。
JumpStartの提供は、同社の無線LAN製品を利用している事業者からファームウェアを公開するかたちで行なう。JumpStartは、同社の全ての無線LANソリューションで利用可能だという。
関連情報
■URL
Atheros Communications(英文)
http://www.atheros.com/
関連記事:Atheros、11g準拠の無線LANアクセスポイント向けシングルチップ[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7880.html
( 大久保有規彦 )
2005/01/07 17:57
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