アリエル・ネットワークは、同社のP2Pグループウェア「アリエル・エアワン・プロジェクトA」「アリエル・マルチスケジューラ」について、ユーザーのメールアドレスが外部から覗き見られる危険性があると発表した。同社では修正版を早急に提供する予定としている。
今回明らかになった危険性は、特定の種類のソフトウェアを使用することで、ユーザーIDとして登録しているメールアドレスが外部から覗き見られる可能性があるというもの。アリエルでは、ユーザーが作成した予定や文書内容などは今回の問題に含まれないとしている。
この問題を修正した「アリエル・エアワン・プロジェクトA」は、1月14日に修正版が公開される予定。また、無料で予定表機能を利用できる「アリエル・マルチスケジューラ」についても、修正版のリリースを予定しており、こちらも14日の公開を目指しているという。
アリエルではこの問題を一時的に回避するための手段として、接続をLAN内に限定する設定を行なうためのスクリプトも公開した。このスクリプトを実行することで、同一LAN内のユーザーのみ情報を共有するため、外部からのメールアドレス覗き見を防ぐことができる。この設定を解除するためのスクリプトも合わせて公開されている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ariel-networks.com/company/newsrelease/news050111.html
関連情報:第130回:無料で使えるP2Pスケジュール共有ソフト アリエル・マルチスケジューラで何ができるのか?[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/8101.html
( 甲斐祐樹 )
2005/01/11 14:07
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