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Secunia、任意のコードが実行されるIEの脆弱性を再現するページを公開


再現ページでテストしたところ、「脆弱性がある」と診断された
 デンマークのSecuniaは、Windows XP SP2上のInternet Explorer(IE)6.0における脆弱性を再現するページを公開した。2004年10月に同社が警告した悪意のあるWebサイトによって任意のコードが実行されてしまう脆弱性を再現するという。

 再現ページにアクセスすると、脆弱性を悪用するコードがコマンドプロンプト「cmd.exe」を実行し、「iexplorer.exe」を利用してSecuniaのWebサイトをIE上に表示させる。脆弱性の影響を受ける環境であれば、ページにアクセスしただけで、新しいウィンドウが開き、そこにSecuniaのWebサイトが表示される結果になる。

 なお、このページを利用するには、Cドライブ直下のWindowsフォルダにWindowsがインストールされている必要がある。

 Secuniaでは、この脆弱性を悪用するコードがインターネット上で公開されていることから、1月7日付で脆弱性の危険度をこれまでの“Highly critical”から、最も深刻な“Extremely critical”に格上げしている。


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URL
  Secuniaのデモンストレーションページ(英文)
  http://secunia.com/internet_explorer_command_execution_vulnerability_test/

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( 鷹木 創 )
2005/01/11 14:22

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