英Sophosは現地時間の11日、メールで感染を広げるワーム型ウイルス「W32/Wurmark-D」を警告した。
Wurmark-Dは、グリーティングメールを装って感染を拡大するウイルス。メールには、「HAPPY NEW YEAR」を表わす裸の男女による人文字の画像ファイルが添付する。この画像ファイルを開くとWurmark-Dに感染し、他のPCに対してウイルスメールを送信し始める。
ウイルスメールの件名は「HAPPY NEW YEAR!!!」で、内容は「新年に面白いファイルを贈る」というもの。このほか、件名に「MARY CHRISTMAS from our family」とする“クリスマスカードバージョン”も存在するという。
Sophosのシニア・テクノロジー・コンサルタントのGraham Cluley氏は、「Wurmark-Dが活動し始めると、感染したPC内のメールアドレスを収集してウイルスメールを送信するだけでなく、ウイルス対策ソフトを無効にしようとする」と分析。SophosによればWurmark-Dの被害報告はまだ少数だが、同社ではスパムメールやウイルス被害からPCを守るために、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを更新するなどの対策を呼びかけている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.sophos.com/virusinfo/articles/wurmarkd.html
( 鷹木 創 )
2005/01/12 19:23
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