FirefoxをUSBメモリから起動できるようにしたパッケージ「Portable Firefox 1.0」が欧米で人気を博し、累計ダウンロード数が10万件を超えた。
Portable Firefoxはインストール後のサイズが約8.6MBで、USBメモリから起動できるようになっている。複数の環境でFirefoxを使いたい人にとっては、いつでも同じ環境を持ち歩けるという大きなメリットがある。デフォルトブラウザに設定するかどうかの確認を行なわないことや、ファイルをダウンロードする際にはダウンロード先を常に確認するなど、持ち歩くための配慮からさまざまな工夫がなされている。
また、それぞれのプログラムファイルやDLLファイルも最高レベルに圧縮されており、ファイル容量が小さく収められている。Portable FirefoxはUSBメモリから起動することがそもそもの目的だったが、現在ではCD-RWドライブ、ZIPドライブ、外部ハードディスク、MP3プレーヤー、フラッシュメモリなどからも起動できるとの報告がなされている。
現時点でPortable Firefox 1.0は、Windows用の英語版のみしか提供されていないが、Mozillaの正式なプロジェクトに組み入れられているため、将来的には他のプラットフォームや言語にも対応することが期待される。
関連情報
■URL
Portable Firefoxのサイト(英文)
http://johnhaller.com/jh/mozilla/portable_firefox/
Portable Firefoxの移転予定先サイト(英文)
http://portablefirefox.mozdev.org/
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・ Mozilla Foundation、USBメモリ向け「Firefox」「Thunderbird」開発へ(2005/01/11)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/01/18 15:02
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