米PostgreSQL Global Development Groupは19日、オープンソースにより開発が進められているデータベース「PostgreSQL」の最新版となるバージョン8.0をリリースした。最新版ではWindowsに標準対応し、SQL標準の「セーブポイント」などの機能を追加している。
PostgreSQL 8.0は、これまでのUNIX環境に加えてWindows環境を標準でサポート。Windows環境でもエミュレーションなしに動作することで、性能面で大幅な改善がされているという。
また、SQL標準である「セーブポイント」の実装によりトランザクションの一部のみをロールバック可能としたほか、トランザクションログからデータを復旧する「ポイント・イン・タイム・リカバリ」、大きなテーブルやインデックスを複数のディスクに作成できる「テーブルスペース」などの機能を追加している。
PostgreSQL 8.0の開発にあたっては、米Red Hatや富士通、SRAなど10数社と、数百人の個人開発者が携わっている。PostgreSQL Global Development Groupでは、今回のリリースにより、Windowsの標準サポートや、高価な商用データベースでしか使えなかった機能が実装されており、PostgreSQLの利用が進んでいくものと期待されるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(日本PostgreSQLユーザ会)
http://www.postgresql.jp/ug/press-release/2005-01.html
PostgreSQL
http://www.postgresql.org/
( 三柳英樹 )
2005/01/19 14:53
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