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SCN、第3四半期の業績概要を発表。ブロードバンド会員数は61万人に


 So-netを運営するソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)は、2004年度第3四半期における連結業績概要を発表した。売上高は前年同期比2.8%増の98億5,400万円で、純利益は166.8%増の7億7,800万円。

 2004年度第3四半期の営業利益は、前年同期のマイナス4億6,300万円から9億200万円の利益へと大幅に改善。同社では主な要因として、会員獲得のための販売手数料が増加した一方で、アクセスポイント統合に伴うコストダウンやコールセンターの効率化、テレビなどの広告宣伝や販売促進費の大幅な見直しを行ない、子会社の収益性も改善されたためだとしている。この結果、経常利益は前年同期のマイナス5億400万円から9億4,400万円へと改善、純利益も2億9,200万円から7億7,800万円へと増加した。

 第3四半期におけるSo-netのブロードバンド会員数は、前年同期比9万人増加の61万人で、このうち約16%がFTTH会員だという。So-net会員全体ではナローバンド会員減少の影響もあり、前年同期比で7万人増加の237万人。なお、第2四半期との比較では、ブロードバンド会員数は3万人で、コンテンツコースの利用ユーザー増加もありSo-net全体では8万人増加した。接続サービス部門での売り上げは前年同期比より7%減少の71億2,400万円で、売り上げに占める構成比率は72.3%と7.5%減少した。

 インターネット関連サービス部門では、韓国ドラマなどの視聴料収入やオンラインゲームにおける課金・認証システムの運用収入、スカイゲートやソネット・エムスリーなど連結子会社の売り上げが順調に伸びた結果、前年同期比42.7%の24億1,000万円と増加。売り上げ全体に占める割合も、6.9%増加の24.5%となった。また、商品販売部門では、スポーツや演劇、ファッションサイトなどの商品販売が好調で、売上高は30.7%増加の3億2,000万円。構成比率は0.6%増加の3.2%とした。

 同社では、2004年度業績見通しについては第2四半期連結業績発表時と変わらず売上高400億円、当期純利益33億円を見込んでいる。一方で、So-net会員数については当初見込みの235万人から240万人へと上方修正した。


関連情報

URL
  投資家情報
  http://www.so-net.ne.jp/corporation/IR/

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( 村松健至 )
2005/01/27 20:01

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