ネットレイティングスは27日、2004年12月のインターネット利用者動向調査結果を発表した。サイトの運営主体ごとにまとめた“プロパティ”別の集計で、グローバルメディアオンライン(GMO)のプロパティの利用者数が1年間で3倍以上に伸びていることがわかった。
調査は、ネットレイティングスのインターネット視聴率調査サービス「Nielsen//NetRatings」の結果をもとにまとめたもので、家庭のPCからのアクセスが対象となっている。その結果、プロパティ別のランキング上位は、1位がヤフーで3,073万6,000人(前年同月比35%増)、2位が楽天で2,187万2,000人(33%増)、3位がMSNで1,920万1,000人(33%増)、4位がGMOで1,811万1,000人(220%増)、5位がニフティで1,783万2,000人(21%増)だった。
GMOは1年間の成長率が約3.2倍で群を抜いており、ランキングも16位から4位に大きく上昇した。GMOのプロパティにはレンタルサーバーの「ロリポップ!」、掲示板の「teacup」、ブログサービスの「JUGEM」と「ヤプログ」、検索サービスの「JWord」と「クイックジェーピー」などが含まれる。ネットレイティングスの萩原雅之代表取締役社長兼チーフアナリストは、GMOについて「楽天やライブドアのような知名度はないが、若い世代に人気の高いサービスやブランドをさまざまな分野で提供しているのが特徴」と指摘。「ブログや懸賞サイトでは、ターゲットごとに異なるタイプのサイトを用意するなど、利用者ニーズに対応したサービスを開発・提供を提供してきたことが、この1年の急成長に繋がった」と分析している。
1位のヤフーと2位の楽天は昨年と順位が変わらず、3位のMSNは4位から1つ上昇、5位のニフティは3位から下降した。なお、ネットレイティングスではMSNとマイクロソフトを別プロパティとして集計しているが、仮にMSNと6位にランクインしているマイクロソフトを合わせると、利用者数は2,439万7,000人で2位に相当することになる。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease01272005_J.pdf
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( 永沢 茂 )
2005/01/27 20:50
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