NTTレゾナントは28日、公開実験用サイト「gooラボ」で、インターネット上の情報を解析し、重要度などを指標化して検索する「店舗情報検索エージェント実験 グルメ版」を公開した。東京大学生産技術研究所と協力して開発したという。
今回の実験は、インターネット上の情報をテキストマイニングして、情報の重要度などを解析することで、信憑性の高い情報や評価を検索できるサービスを目指すというもの。グルメ版では「gooグルメ」に掲載されている飲食店約6万件に含まれる店舗の情報を掲載する国内Webサイトをクロールすることにより、約80万件のデータを抽出。飲食店ごとの検索結果には、データ抽出元のサイトに加え、抽出データを解析した「注目キーワード」や「有名度」を出力する。
「注目キーワード」は、収集したサイトに含まれる単語の出現頻度をカウントしたもので、該当する店舗を「特徴づけるキーワード」として検索結果に複数表示する。例えば、ある居酒屋を検索すると、注目キーワードに「ウイスキー」「立地」「サラリーマン」「現金」「幅広い」「静か」といった語句が並ぶ。
有名度は、該当店舗の情報を掲載するサイトや情報量を独自に評価して5段階で表示する。NTTレゾナントによれば「有名度が最高ランクになる目安は、情報が掲載されているサイトが30程度あることだ」という。
検索結果ページには、ユーザーが情報の「お役立ち度」を入力するアンケートを用意。ユーザーからのアンケートをもとに、テキストマイニングの精度や独自指標の妥当性を検証するとしている。
関連情報
■URL
店舗情報検索エージェント実験 グルメ版
http://labs.goo.ne.jp/agent/gourmet/
ニュースリリース
http://help.goo.ne.jp/info/n_release/n_050128.html
( 鷹木 創 )
2005/01/28 20:14
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