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「無線による車内情報サービス実証実験」概念図
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JR東日本と日本テレコムは、2003年9月より京浜東北線内で実施している「無線による車内情報サービス実証実験」について、コンテンツダウンロード配信サービスやインターネットサービスの実証実験を2月より順次開始すると発表した。
「無線による車内情報サービス実証実験」は、京浜東北線の特定1編成内2車両の中吊り広告部分に大型ディスプレイを設置して、駅などに設置した無線電送装置からコンテンツを送信・表示させるというもの。2月1日から3月下旬までの期間で新たに追加される実証実験では、日本経済新聞社が配信している動画コンテンツ「日経ブロードバンドニュース」の経済ニュースと、時事通信社の静止画と文字による「時事通信写真ニュース」の社会・スポーツニュースが、土休日を除いて配信される。なお、動画コンテンツの音声は、FMラジオを通じて聴取できる。
また、PDAなどIEEE 802.11b/g準拠の無線LAN機能を搭載した機器向けの「コンテンツダウンロード利用サービス」と「インターネット利用サービス」の実証実験も実施される。コンテンツダウンロード利用サービスは、車内ディスプレイに表示される日経ブロードバンドニュースなどのコンテンツを、PDAなどの端末にダウンロードして閲覧できるサービス。
インターネット利用サービスは、httpによるWebサイトにアクセスできるサービスで、2月下旬から実験を開始する予定だという。同サービスは、大宮、南浦和、田端、西日暮里、日暮里、蒲田、大船の7駅に停車中、もしくは田端~西日暮里間を走行中の車内で利用できる。なお、PDAなど向けの実証実験は、事前にユーザー登録をすることで無料で参加できる。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.jreast.co.jp/press/2004_2/20050112.pdf
関連記事:JR東日本と日本テレコム、無線LANによる電車内での情報配信サービス[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/2464.html
■関連記事
・ 日本テレコム、時速120kmの列車で15Mbpsのインターネット接続に成功(2004/11/16)
( 村松健至 )
2005/01/31 17:32
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