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モバイルIPTalk用端末「M107ip」
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アイピートークは、携帯型IP電話端末を利用した無線LAN対応IP電話サービス「モバイルIPTalk」を2月14日より開始する。月額料金は端末レンタル料が3,675円、IP電話基本料が525円、ISP料がフレッツ・ADSL対応プランの場合で1,260円。
モバイルIPTalkは、050番号対応のIP電話を携帯IP電話端末から利用できるサービス。一般加入電話へは3分8.4円、携帯電話・PHSへは3分40.95円、米国へは3分24円で通話できる。VoIP基盤網はフュージョン・コミュニケーションズを採用するが、050番号の取得や通話料金の課金はアイピートークが行なう。
モバイルIPTalkの端末「M107ip」は、SDIOカードスロット×1を搭載しており、IEEE 802.11b準拠のSDIO無線LANカードを搭載することで無線LANに対応する。132×176ピクセルのカラー液晶を搭載し、連続通話時間は最大4時間、待ち受け時間は最大24時間。呼制御プロトコルはSIPを、音声オーデックはG.711/G729aをサポート。三菱電機の独自技術「HCAP(HTTP-based Conference Application Protocol)」を採用しており、DHCPによる動的IPアドレスやプライベートアドレス環境からも利用できる。
料金は端末レンタルの場合、初期費用が20,790円で、IP電話基本料が月額525円、端末レンタル料金が月額3,675円。初期費用にはモバイルIPTalkで必要な有線LANルータ「BBR-4MG」または無線LANアクセスポイント「WLA-B11」の料金が、月額料金にはIEEE 802.11b準拠の無線LANカード料金が含まれている。月額525円の卓上ホルダもオプションで用意されているほか、端末の5年リースを条件に月額2,625円で利用できるリース料金プランも利用できる。
なお、モバイルIPTalkを利用するには、アイピートークのISPサービス「IPTalk.net」に加入する必要がある。IPTalk.netはフレッツ・ADSLとBフレッツに対応し、料金はフレッツ・ADSL対応プランが月額1,260円、Bフレッツ・ファミリータイプ対応プランが月額2,047.5円、Bフレッツ・ベーシックタイプ対応プランが月額5,197.5円。
アイピートークでは、一般加入電話の着信をモバイルIPTalkへ転送できるアダプタ「IPTalk-Warp」を3月に提供する予定。また、モバイルIPTalkでグループングや保留・転送、内線番号管理といったIPセントレックスサービスの提供や、Eメール、Webブラウザ機能の無償バージョンアップをを4月に予定している。
関連情報
■URL
アイピートーク
http://www.iptalk.net/
関連記事:アイピートーク、SDIO対応の無線IP電話サービス「モバイル IPTalk」[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/2818.html
関連記事:総務省、アイピートークの「モバイル IPTalk」事業計画を認定[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/5888.html
( 甲斐祐樹 )
2005/02/09 18:17
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