デンマークのSecuniaは8日、Mac OS XのFinderに、権限を持たないローカルユーザーが任意のファイルを書き換えることができる脆弱性があると報告した。危険度は5段階中の下から2番目にあたる“Less Critical”と評価されている。
この脆弱性は、アイコン情報などを記録するファイル“.DS_Store”が作成される際に、不正なハードリンクにより権限を持たないローカルユーザーでも任意のファイルの書き換えが可能になるというもの。脆弱性はMac OS Xのバージョン10.3.7で確認されており、現時点では修正パッチなどは提供されていない。
Secuniaでは対策として、影響を受けるシステムにおいては、信頼できるユーザーのみがマシンにアクセスできるようににすることとしている。
関連情報
■URL
Secuniaのセキュリティアドバイザリ(英文)
http://secunia.com/advisories/14188/
( 三柳英樹 )
2005/02/09 19:22
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