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EU、IP電話の規制緩和と自由化を支持


 欧州連合(EU)は11日、インターネットプロトコルを利用した電話(IP電話)について、規制緩和と自由化により固定電話と競争させる方針であることを明らかにした。EU加盟国における通信市場は千差万別だが、域内の市場を統合し、発展させるためにIP電話は役立つとの認識だ。

 EUは声明の中で、既存の通信市場構造を破壊する能力があることを認識しているとして、IP電話を活用することが不可欠との認識を持っていると述べている。各国の通信規制当局が集まった11日の会合でも、原則として当局自身がIP電話の規制緩和で一致していることがわかったという。

 EUでは、IP電話がインターネットとメールが10年前に置かれていた状況にあると説明している。ところが最近になって、IP電話が音声通信市場で本流になりつつあることから、市場が先行しているためにEUの規制当局もその現状を認めざるを得なくなったとの見方もできる。いずれにせよ、域内の経済発展のためにIP電話を活用することは不可欠だとの認識では各国が一致しているようだ。


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URL
  ニュースリリース(英文)
  http://europa.eu.int/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/05/167&format=HTML&aged=0&language=en&guiLanguage=en


( Gana Hiyoshi )
2005/02/14 14:15

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