米The New York Times Companyは17日(現地時間)、コンシューマー向け情報提供サイトコミュニティ米About.comを買収することで最終的な合意に達したことを発表した。
金額は約4億1,000万ドルで、全額が現金による買収となる。買収は今後監督機の認可を経て、第2四半期の初旬までに終了する予定だ。The New York Times Companyは、About.comの買収によりコンテンツの拡充と広告の拡張を図る。
About.comは家計管理、家電、歴史、地理に至るまでさまざまなトピックスに関する情報を提供するために約500人ほどの「ガイド」と呼ばれるエキスパートを任命し、それぞれのガイドがインターネット上の情報に基づいてオリジナルのコンテンツを作成し、情報を提供している。このコンテンツを見るためにAbout.comを訪れるユニークビジターは毎月2,200万人を超える。
今回の買収により、The New York Times Companyが保有するサイトの合計ユニークビジター数は調査会社Nielsen//NetRatings調査によれば毎月1,300万人を超える。今回のAbout.com買収により、The New York Times Companyは、インターネット上で12番目に大きなユニークビジター数を持つブランドとなるという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.sec.gov/Archives/edgar/data/884382/000104746905004194/a2152224zex-99.htm
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/02/21 11:13
- ページの先頭へ-
|