ソフトバンクBBは、Yahoo! BB 光向けの0AB~J番号対応IP電話サービス「BBフォン光」を発表した。4月より日本テレコムがサービスを提供する。これに合わせて2月22日付でYahoo! BB 光の利用規約が改定された。
Yahoo! BB 光では、サービスを提供するための光ファイバ回線をNTTから調達していたが、今回の利用規約改定では、この調達を日本テレコムが行なうと改められた。光ファイバ自体は日本テレコム独自のものではなく、従来と同様NTTの回線を調達して利用するという。
ソフトバンクBBでは、今回の利用規約改定について「OAB~J番号のIP電話サービスを提供するために、音声網を構築している日本テレコムへサービスの提供主体を移行した」と説明。これを受けて日本テレコムでは、0AB~J番号を利用したYahoo! BB 光対応のIP電話サービス「BBフォン光」を4月より開始する。
BBフォン光は、0AB~J番号を利用したIP電話サービスで、すでに利用しているOAB~J番号を移行できるナンバーポータビリティにも対応する。なお、BBフォン光は、Yahoo! BB 光向けの映像配信サービス「TV package」のオプションとして提供されるため、BBフォン光のみ単独で利用することはできない。
BBフォン光では、050番号対応の「BBフォン」を含むユーザー間では無料で通話できる。そのほかの通話料金は、一般加入電話が3分7.875円、携帯電話が8時~23時まで1分26.25円と23時~8時まで1分21円、PHSが1分10.5円と1通話につき10.5円、050番号を利用した他社IP電話サービスが3分8.4円、国際電話が米国の場合で1分2.5円。
BBフォンの月額費用は標準工事費が105円、月額基本料金が1,627円。標準工事費は30回払いに分割された料金のため、30回支払った以降は請求されない。戸建て向けの「Yahoo! BB 光 ホーム」および集合住宅向けの「Yahoo! BB 光 マンション」のどちらでも利用できるが、Yahoo! BB 光 マンションの場合、月額料金が1,100円割り引かれる「BBフォン光セット割引」が用意されている。
BBフォン光のサービス開始に伴い、戸建て向けの「Yahoo! BB 光 ホーム BBフォンつき」は2月28日をもって新規申し込みの受け付けを終了する。すでに同サービスを利用しているユーザーは、引き続き050番号を利用できる。Yahoo! BB 光ユーザーのBBフォンからBBフォン光への移行対応は5月頃になる見込みで、移行費用などはその際に発表される。
なお、Yahoo! BB 光 マンションでは、050番号のBBフォンも継続して提供するが、BBフォンまたはBBフォン光の導入は、既存マンションか新築かといったマンションの状況によってほぼ決定するという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.softbankbb.co.jp/press/2005/p0223.html
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( 甲斐祐樹 )
2005/02/23 16:18
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