沖電気工業など国内企業10社は23日、近距離・低消費電力の無線ネットワーク規格「ZigBee」を日本国内で普及させることを目的として、普及推進団体「ZigBee SIG ジャパン」の設立について合意したことを発表した。
ZigBeeは、IEEE 802.15.4を物理層とする無線ネットワーク規格で、転送速度は250kbps程度と低いものの、低消費電力・低コストで実現できるという特徴を持つ。2004年には、ZigBeeの仕様策定を進めているZigBee Allianceによって仕様が確定され、2005年中には応用製品が市場に登場することも予想されている。
ZigBee SIG ジャパンの設立に賛同を表明したのは、沖電気工業、OTSL、新光電気工業、Chipcon ASジャパン、日本電気エンジニアリング、フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン、三菱電機、村田製作所、山武、ルネサス テクノロジの10社。各社はZigBee Allianceにも加盟していることから、同組織およびその他の地域の関係団体とも密接に連携を取りながら、日本国内での啓蒙と共同マーケティングを積極的に展開していくとしている。
関連情報
■URL
ZigBee Alliance(英文)
http://www.zigbee.org/
( 三柳英樹 )
2005/02/23 20:08
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