ニッポン放送は23日、フジテレビテレビジョン(フジテレビ)に対して第三者割当による新株予約権の発行を取締役会で決議したことを明らかにした。新株予約権が行使された場合には、フジテレビはニッポン放送の4,720万株の新株を取得することになる。
現在のニッポン放送の発行済株式数は3,280万株で、フジテレビが新株を取得することでニッポン放送はフジテレビの子会社となる。ライブドアは、8日にニッポン放送の株式を1,153万9,930株(発行済株式数の35.15%)取得したことを公表しており、今回の措置はこれに対抗するもの。
ニッポン放送では、新株予約権を発行した目的を、企業価値の維持と公共性の確保の2点と説明。ニッポン放送がライブドアの子会社となり支配下となった場合には、フジテレビおよびフジサンケイグループ各社が取引を中止する意向の申し入れがあったことを公表し、フジサンケイグループからの離脱を余儀なくされた場合にはニッポン放送の企業価値に甚大な悪影響があると判断したためとしている。
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ニュースリリース(PDF)
http://www.jolf.co.jp/company/IR1242/PDF/sinkabu444.pdf
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( 三柳英樹 )
2005/02/23 21:12
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