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ICANN、IDNを悪用したURLの“偽装”問題について声明


 ICANNは23日、国際化ドメイン名(IDN)を悪用してWebブラウザのURL表示を“偽装”できる“同型異義ドメイン名”が問題となっていることに関して声明を発表した。

 ICANNでは、見た目が似ている文字を使った同型異義ドメイン名の問題は英数字のドメイン名でも起こりうることであり、すでにIDNが標準化される前から存在したものだが、IDNによりドメイン名に使える文字が大幅に増えたことで偽装の方法が増えたとの認識を示している。

 一方で、同形異義ドメイン名についてはICANNの中でもすでに調査や議論の対象とされており、その結果として、文字セットが混在するドメイン名を制限または管理するためのガイドラインや、実装についてIDN Language Registry Tablesとして定義するようになったことを紹介している。

 その上でICANNは、「IDNの利用や有効性を不必要に制限する対策が実装されることを懸念している」とコメント。同形異義ドメイン名の「脆弱性」についての意見や対応策の提案を広く求めるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.icann.org/announcements/announcement-23feb05.htm

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( 永沢 茂 )
2005/02/24 18:22

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