ネットアンドセキュリティ総研(NS総研)は25日、「アフィリエイト・プログラムについてのアンケート」の調査結果を発表した。
アンケートは、インターネットリサーチサービス「BizMarketing」に登録する10代から50代までの男女を対象に、2月17日から21日まで実施された。有効回答数は2,407件。
アフィリエイトを知っているかどうかについては、「聞いたことがある」と「具体的にどのようなものかまで知っている」の合計が65.3%で、「知らない」と回答した34.7%を上回っている。一方で、実際に利用したことがあると回答したユーザーは全体の13.2%に止まった。
アフィリエイトサービスの利用経験があるユーザー319名を対象にした質問も実施された。「その他」項目を含め全13サービスを列挙したアフィリエイトサービスの認知度に関する質問では、「楽天アフィリエイト」が82.8%で1位。次いで、「A8.net」の75.5%、「アマゾン・アソシエイト」の73.4%と続いている。
実際に使ったことがあるサービスについては、「A8.net」の52.7%が1位で、「楽天アフィリエイト」の41.7%、「アマゾン・アソシエイト」の35.7%、「バリューコマース」の34.2%が上位を占めた。なお、本調査では「楽天アフィリエイト」について女性が51.5%、男性が34%と男女の利用率に差があったが、他サービスでは男女差がそれほど見られなかったとしている。
アフィリエイトプログラムで利用する商品やサービスジャンルに関しては、「書籍・雑誌」が40.1%、「CD・DVD」が32.3%、「周辺機器を含めたパソコン」が27.3%。「ノンジャンル」と回答した割合も24.5%と高く、4位になっている。
アフィリエイトを利用するサイトについての質問には、独自ドメイン以外の自分のサイトが48.3%、ブログサイトが40.8%と続く。一方、メールやモバイル、ソーシャルネットワークサービスなどで利用していると回答した割合は、いずれも10%を下回ったという。
月平均での収入に関する質問では、「収入はない」と回答したユーザーが35.1%で、アフィリエイトを利用する3分の1のユーザーが収入を得ていないことがわかる。収入を得ていると回答したユーザーでは、「1,000円未満」が20.7%と最も多く、「100円未満」が19.1%、「10,000円未満」が17%と続いた。
このほか今後活用したい商品・サービスジャンルに関する質問も行なわれた。結果は、「書籍・雑誌」(44.8%)、「CD・DVD」(40.4%)など、すでに利用しているジャンルが上位に挙がる中で、「デジタルコンテンツ」が29.2%と5位に登場しており、インターネット上のサービスについてもアフィリエイトプログラムを活用していきたいという利用者の意向が伺える。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ns-research.jp/press/1817.html
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http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/8546.html
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( 村松健至 )
2005/02/25 15:26
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