マイクロソフトは28日、Windows XPの「ようこそ」画面に実際とは異なる未読メッセージ数が表示される現象が発生する場合があることを公表した。Windows XP Home Edition/Professional Editionで、Outlook Express 6.0/Outlook 2003を使用した場合に発生する可能性があるという。
Windows XPの初期設定では、起動時に一覧表示された登録ユーザーを選択してログインする「ようこそ」画面が表示される設定になっている。この「ようこそ」画面では、Outlook ExpressやOutlookなどの対応するメールソフトの未読メッセージを表示する機能も搭載されているが、今回の現象が発生すると、未読メッセージがひとつも存在しない状態にもかかわらず、未読メッセージが存在するかのように表示されてしまう
未読メッセージ数表示機能に対応したアプリケーションでは、「SHGetUnreadMailCount」関数を利用してレジストリキーに設定する。未読メッセージが0件の場合、レジストリキーへは書き込まず、未読メッセージの件数が「0」であることを表示させるには、アプリケーションがレジストリキーの値をクリアするか、もしくは「0」に設定する必要があるという。
マイクロソフトによると、Outlook Express 6やOutlook 2003は、未読メッセージ件数を表示させる機能を実装していながら、未読メッセージの件数が「0」の場合に、レジストリのサブキーをクリアする機能を持たないアプリケーションソフトで、そのために今回現象が発生してしまう場合があるとしている。
関連情報
■URL
技術情報
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;895131
( 鷹木 創 )
2005/03/01 11:12
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