| Kanoodleの広告サービス「BrightAds Content」は、米Googleが提供しているAdSense広告とよく似ていることから、英語圏市場ではGoogleの有力な対抗馬と目されている。一方、Moreoverはニュースヘッドライン配信のトップ企業で、早くからニュースをRSSフィードとして配信してきた実績を持つ。
 
 今回、Kanoodleの広告がRSSフィードの中にも挿入できるようになったことで、ブロガーやサイト所有者はさらに多くの収入を得られるようになることが期待される。Kanoodleのコンテンツターゲット広告は、RSSフィードの各記事中に入れるか、あるいは記事の間に挿入する方法のどちらかを選択できる。RSSフィードのホスティングと配信はMoreoverが担当する。Kanoodleは「BrightAds RSS」というサービス名で、Moreoverは子会社であるFeedDirect社の「FeedDirect RSS Ads」というサービス名でそれぞれが連携してサービスを提供する。
 
 今後RSSフィードが広告配信の大きな市場になることは、識者たちがによって指摘されている。MoreoverのJim Pitkow社長兼CEOも今回の発表について、「RSSフィードを通して配信される価値の高いコンテンツが多数あるが、これまでこうしたコンテンツの執筆者たちはそこからの効果的な収入源を見つけることができなかった」と述べている。なお、Kanoodleの広告は英語にしか対応しておらず、日本国内で利用することはできない。
 関連情報
 
 ■URL
 Kanoodleのニュースリリース(英文)
 http://www.kanoodle.com/about/press_releases/02-28-05.cool
 Moreoverのニュースリリース(英文)
 http://w.moreover.com/main_site/pressroom/presspages/02-28-05.html
 
 ・ Google AdSenseの“ライバル”が中小サイト向けにもターゲット広告開始(2004/10/06)
 
 
 
 
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/03/01 13:21
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