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米Yahoo!がWebサービスAPIを公開〜日本語アプリ開発も可能


 米Yahoo!は1日(現地時間)、同社のWeb検索や画像検索など種々のサーチエンジンにアクセスするためのAPIを開発者向けに無料公開した。

 Yahoo!は新しくWebサイト「Yahoo!Search Developer Network」を開設。Yahoo!のサーチエンジンを利用するためのAPIと米Overtureが提供しているサーチエンジンマーケティング用APIの情報を新設サイトにまとめて提供開始する。また、Overtureは「Yahoo!Search Marketing Solutions」に社名変更することも今回あわせて発表された。

 現在Yahoo!Search Developer NetworkにはAPIを使って開発するためのSDK、サンプルコード、ドキュメントが用意されているほか、開発者同士で意見交換したり、開発したアプリケーションを登録するための掲示板も設けられている。

 提供されているAPIでYahoo!の「Web Search」「Image Search」「Local Search」「News Search」「Video Search」が利用可能となる。なお、WebサービスにはRESTが使用されており、SOAPのサポートは現時点で提供されていない。これは、RESTのほうがSOAPより簡単に使用でき、開発者の参入障壁を低くするためだという。SDKにはドキュメントのほかにPerl、Java、Pythonで使用するためのライブラリとJavaScript、PHPを使うサンプルコードが含まれている。

 APIを使用するにはYahoo!から「ApplicationID」を取得する必要がある。興味深いことにこれは「開発者のID」ではない。Yahoo!では、このIDはどちらかというと「ユーザーエージェント文字列」のようなものだと説明している。ApplicationIDは、開発者すべてが自分が開発したアプリケーションに組み込む必要がある。

 なお、Webサーチなどそれぞれの検索サービスは24時間以内に検索できる回数の上限が定められている(最大で5,000回)。しかし、回数制限はIDで規制されるのではなく、アプリケーションを利用しているIPアドレスによって規制されている。このため、同じApplicationIDであっても同時に複数の人が利用できるのが大きな特徴だ。したがって、開発したアプリケーションを一般に配布することができる。開発したアプリケーションの利用者の1人が5,000回の上限を超えてAPIを使用したとしても、それが他の利用者に影響を与えることはない。

 APIの利用規約によると、開発したアプリケーションには「Powered by Yahoo!Search」などと必ずYahoo!APIを使用していることを明記する必要がある。その際にYahoo!のロゴを使用する場合は、必ずYahoo!に許可を求めなければならない。また、このAPIを使ってスパイウェアを作ったり、ウイルスや非合法的用途に使うことは、当然のことながら禁じられている。非商用利用は無料だが、商用で利用する場合にはYahoo!に問い合わせることができるとしている。将来的には、APIの利用を有料にする可能性もあるという。

 現時点で提供されているAPIは5つのサーチテクノロジーだけだが、スペルチェック機能や関連検索結果を提供する「Related Searches」も提供される予定だとしている。なお、エンコーディングをアプリケーションの中で指定すればクエリーとして日本語を利用することが可能だ。


 サーチエンジンAPI公開は米Googleが最初に行ない、話題を集めた。Googleは1日当たりのクエリー回数を1,000回に限定しているが、Yahoo!は今回の発表でGoogleのクエリー回数よりも大幅に多い1日5,000回を行なえるようにした。またGoogleAPIが提供していないLocal SearchへのアクセスなどもYahoo!が提供したことが注目されている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://docs.yahoo.com/docs/pr/release1209.html
  Yahoo! Search Developer Network(英文)
  http://developer.yahoo.com/
  Yahoo!Developer Network(英文)
  http://developer.yahoo.net/


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/03/02 11:31

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