米Symantecは2日、複合的なウイルスやワーム、スパイウェアなどの検出を可能にするシステムについて米国特許商標庁より特許の認可をうけたと発表した。
特許を取得したのは「data driven detection of viruses(ウイルスのデータ駆動の検出)」という技術で、米国特許第6,851,057号になる。簡単な検出スクリプトを記述するだけで複雑な実行ファイルのスキャンやエミュレーションを行なえるメカニズムを確立し、自身を変異させるウイルスやワーム、スパイウェアなどの複合的な脅威を検出できるようにするものだという。
この技術は、Symantec Research LabsのチーフアーキテクトであるCarey Nachenberg氏が発明した。Nachenberg氏は「ここ数年間でウイルスやワーム、スパイウェアは著しい進化を遂げており、古風なウイルス対策ソフトによる検出をますます難しく、手間がかかるものにしている。今回の発明により、新製品のアップデートやパッチを必要とすることなく、悪意あるソフトを検出する複雑さが軽減され、新しい脅威を処理するのに必要な時間も短縮される」と述べている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.symantec.com/press/2005/n050302.html
関連記事:Symantec、未知の新ウィルスを検知する技術で米国特許を取得
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0322/symantec.htm
( 永沢 茂 )
2005/03/03 13:50
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