ソニーは7日、出井伸之会長と安藤国威社長が退任し、ハワード・ストリンガー副会長を会長、中鉢良治副社長を社長とする新たな経営体制を発表した。新体制には6月22日開催予定の株主総会後に移行する予定。
新たに会長兼グループCEOとなるハワード・ストリンガー氏は、現在ソニーの副会長兼COO(エンタテインメントビジネスグループ担当)とソニー米国法人の会長兼CEOを務めている。ソニーの会長就任後も、エンタテイメントビジネスグループの責任者とソニー米国法人の会長職は継続する。
新たに社長兼エレクトロニクスCEOとなる中鉢良治氏は、現在ソニーの副会長兼COO(マイクロシステムズネットワークカンパニー、イーエムシーエス担当)を務めている。社長就任後は社長職とともに、特にエレクトロニクス事業全般の総責任者として同事業分野の強化に注力するとしている。
また、副社長兼グループCFOには、現副社長兼CSO&CFOの井原勝美氏が就任し、財務関連分野を統括するとともに、ストリンガー新会長と中鉢新社長の活動を経営戦略・経営資源分配などの観点から補佐するとしている。
現会長兼グループCEOの出井伸之氏と現社長の安藤国威氏は、6月22日以降はそれぞれ最高顧問および顧問となる。また、現副会長兼グループCOOの久夛良木健氏は同職を退任し、グループ役員・ゲームビジネスグループ担当となる。
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■URL
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200503/05-015/index.html
( 三柳英樹 )
2005/03/07 12:43
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