OpenOffice.org日本ユーザ会は6日、オープンソースで開発を進めているオフィスソフト「OpenOffice.org 2.0 Beta 日本語版リリース候補」を公開した。OpenOffice.org日本ユーザ会のダウンロードページなどから入手可能で、Windows版、Linux版、Solaris版が用意されている。現在公開されているのはリリース候補で、1~2週間かけて実施する予定のテストに合格すると「OpenOffice.org 2.0 Beta 日本語版」となる予定。
OpenOffice.org 2.0では、ファイルの標準形式を「OASIS OpenDocument XML」に変更。OASIS OpenDocument XMLは、ソフトウェアのベンダーに依存しないオープンなファイル形式で、EU委員会によって推薦されたファイル形式の1つとなっている。
OpenOffice 2.0の新機能としては、データベースとの連携を行なうウィザード「Table Wizard」を備え、ソフトウェアからデータベースへの接続を容易にした。また、入れ子になった表(表の要素の中に表が入る)のサポートや、プレゼンテーションのスライド切り替えやアニメーションの追加、表計算の最大行数を65,536行にするなど、Microsoft Officeとの互換性を高める機能が追加された。
【訂正】
初出時には「OpenOffice.org 2.0 日本語版のベータ版が公開」としていましたが、OpenOffice.org日本ユーザ会の情報が更新されたため、「OpenOffice.org 2.0 Beta 日本語版リリース候補」と訂正しました。現在公開されているファイルは、日本語ベータ版のリリース候補という扱いになります。
関連情報
■URL
OpenOffice 2.0 ベータ版のダウンロードページ
http://ja.openoffice.org/download/2.0beta/
・ オープンソースのオフィスソフト「OpenOffice.org 1.1.4」日本語版公開(2005/01/17)
( 三柳英樹 )
2005/03/07 14:29
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