総務省の情報通信審議会は7日、「西日本電信電話株式会社の第一種指定電気通信設備に関する接続約款の変更の認可(シェアドアクセス方式に係る土日祝日工事の実施)」について募集していたパブリックコメントの結果を発表した。
今回の変更は、現在NTT西日本では平日のみに実施しているシェアドアクセス方式の光信号分岐端末回線の設置工事について、土日祝日も実施することとし、新たに土日祝日昼間の時間帯の工事料金を設定するというもの。NTT西日本が総務大臣に認可申請していた。今回のパブリックコメントは1月31日から3月1日まで行なわれ、イー・アクセスとKDDIの2社から意見が寄せられた。
イー・アクセスでは、対応が可能な工事日や収容ビルが各支店で異なるという記述がNTT西日本の説明会資料にあった点について、将来的には全支店において全ての土日祝日での工事が対応可能となるよう要望している。さらに、光ファイバのシェアドアクセス方式だけでなく、ドライカッパー回線の開通工事についても全支店で土日祝日にも対応できるよう要望している。NTT東日本では、2003年からすでにドライカッパー回線の土日祝日における工事に対応していたという。
KDDIでは、今回の接続約款の変更について同社を含む通信事業者からの要望などに早期に対応したものとして評価する一方で、今後は接続料金や工事費の値下げについいての検討を要望している。
情報通信審議会では、パブリックコメントの結果をふまえて審議を行ない、総務大臣に答申する予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050307_3.html
・ シェアドアクセスの収容率向上を~SBBなどがパブリックコメント再提出(2004/12/07)
・ 総務省、NTT東西のシェアドアクセスの接続料金見直しを認可へ(2004/12/21)
( 永沢 茂 )
2005/03/07 17:24
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