独鉄道会社のDeutsche Bahnと独携帯通信会社最大手のT-Mobileは、独版新幹線「ICE」で無線LANサービス「Railnet」を2006年にも開始する。11日、ハノーバーで開催中の展示会「CeBIT」において発表した。
Railnetは、2005年までパイロット実験が行なわれ、最高時速300kmを誇るICEで無線LANが機能するか実験する予定。6月までには沿線の20駅でホットスポットも設置する。
ドイツでも新幹線はビジネスマンなどに利用されているが、これまではインターネット接続環境が十分でなかった。今後はビジネスマンなど向けに「移動時間も業務時間」を合い言葉に、航空機に劣らないサービスを提供するとアピールしていく。ちなみに、独最大の航空会社であるLufthansaは、すでに航空機内でのインターネット接続サービス提供している。
欧州ではICEのほか、フランスのTGVなど各国に新幹線に匹敵する高速鉄道が存在する。今後は、欧州各地でも列車内サービスの展開が予想される。
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■URL
ニュースリリース(独文)
http://www.db.de/site/bahn/de/unternehmen/presse/presseinformationen/ubp/p20050311.html
( Gana Hiyoshi )
2005/03/14 12:30
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