鷹山と英Airspan社は14日、2005年6月より開始予定のWiMAX方式を採用した無線LAN対応IP携帯電話サービスのフィールドテストについて、フィールドテスト終了後に東京都内でWiMAX方式のネットワーク構築を推進することで合意したと発表した。
WiMAXによるフィールドテストは、WiMAX Forumに参加するAirspanが世界の主要地域に展開する10社を選定して行なうもの。日本エリアとして鷹山が選定されたことにより、東京都千代田区、豊島区、中央区、品川区、世田谷区などをエリアに、Airspanとベルネットの2社と協力して実施するという。また、鷹山では2005年12月頃にFWA(Fixed Wireless Access)によるIP携帯電話サービス開始を予定している。
今回、実証実験終了後も両社は共同でWiMAX方式のネットワーク構築を推進し、音声やデータ通信サービスを提供することに合意。初期段階では、鷹山が東京都中心部に600の基地局を設置し、順次1都8県へ拡大する。ネットワークは、標準化が完了したIEEE 802.16をベースにした無線LAN規格「IEEE 802.16-2004」をサポートするが、現在標準化作業が進んでいる「IEEE 802.16e」への移行も可能だという。また、ユーザー側にはAirspanによるWiMAXのほか、従来の無線LANに対応した「Easy ST」という端末を提供する予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(Airspan、PDF)
http://www.airspan.com/PR_downloads/Yozan-AirspanPRmar11-05.pdf
ニュースリリース
http://www.yozan.co.jp/050314_01.html
・ 鷹山、WiMAX方式を採用したFWAによるIP携帯電話サービスを12月にも開始(2005/02/10)
( 大久保有規彦 )
2005/03/14 18:02
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