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ソーラー飛行船「SoLan」
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バッファローは、3月25日から9月25日の期間で開催される「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)」に協賛し、中部大学の係留型ソーラー飛行船「SoLan」に無線LAN機器を設置して、来場者向けに公衆無線LANサービスを提供する。合わせて、同社が主宰するFREESPOT協議会を通じて、瀬戸会場のほぼ全域と会場周辺にもFREESPOTを設置する。
係留型ソーラー飛行船「SoLan」は、長久手会場グローバルコモン4およびEXPOドーム周辺の上空30~50mに滞空される。無線LANアクセスポイントは飛行船内の4隅に合計4台が設置され、いずれもIEEE 802.11gに準拠する。バッファローでは半径100m程度の範囲で、FREESPOTを利用した無線LAN通信が可能だと見込んでいるという。なお、インターネット回線はフュージョン・ネットワークサービスが担当し、無線LAN機器と回線は係留用ロープなどを通じて有線接続される。
飛行船内にはまた、Webカメラやテレビカメラも設置され、上空からの会場風景中継なども計画されている。このほか、中部大学が将来の災害地域でのインターネットを利用した通信基地としての可能性を調査する実験も行なう予定だという。
SoLanの運航予定日は、3月と4月は毎週土曜日と日曜日を予定し、5月以降もFREESPOTの提供が行なわれる予定だという。ただし、太陽光発電となるため、天候状況によっては運航が中止になる場合がある。
会場内に設置される飛行船以外のFREESPOTアクセスポイントは、瀬戸会場の市民パビリオンをはじめ、海上広場、瀬戸海上ゲート内ウェルカムハウスおよびその周辺。そのほか同社では、名鉄中部国際空港駅内の自動販売機などでも無線LANアクセスポイントを設置する。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2004/092_1.html
関連記事:FREESPOT、中部国際空港駅に自販機一体型のアクセスポイントを設置[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/8881.html
( 村松健至 )
2005/03/15 19:04
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