米Akamai Technologiesと米Speedera Networksは16日、AkamaiがSpeederaを買収することで最終合意に達したと発表した。買収は株式交換で行なわれ、規制当局とSpeederaの株主の了解を得た上で、最終的な買収手続きは2005年第2四半期までに終了する予定だ。
合意内容によると、AkamaiはAkamaiの普通株式を1,200万株発行し、SpeederaとインドにあるSpeedera子会社のすべての株式と交換することになっている。3月15日のAkamai普通株の終値で計算すると、買収金額は約1億3,000万ドルとなる。
両社はともにWebコンテンツやアプリケーションを高速に配信するための世界的規模の分散ネットワークを保有している。今回の買収によりAkamaiは、より大規模なサービスベンダーとの競争を有利に進める狙いがあるとされる。Akamaiは1998年、Speederaは1999年にそれぞれ設立。これまでに両社の間には特許紛争もあったが、買収手続きが終了後、すべての訴えを正式に取り下げるとしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.akamai.com/en/html/about/press/press499.html
関連記事:米AkamaiとSpeederaが訴訟合戦へ
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0627/akaera.htm
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/03/17 13:16
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