財団法人京都高度技術研究所と京都ソフトアプリケーションは23日、共同で運営するISP「Kyoto-Inet」の営業権を関西ブロードバンドの100%子会社である京都アイネットに譲渡すると発表した。4月1日より京都アイネットがKyoto-Inetの営業を開始する。
京都アイネットは、関西ブロードバンドがKyoto-Inetの営業譲渡を受けて設立した子会社。今回の営業譲渡は、関西ブロードバンドが兵庫県で展開している官民一体型の事業についての実績と、京都高度技術研究所の技術力を融合させることでサービスの拡充が図れると判断したため合意に至ったという。なお、関西ブロードバンドは2004年11月よりKyoto-Inet向けにADSL回線の提供を行なっている。
今回の営業譲渡によるKyoto-Inetのサービスやドメイン、料金などの変更は行なわれないため、現在のKyoto-Inetユーザーは従来通りにサービスを利用できる。なお、Kyoto-Inetは京都府内を中心とした公衆無線LANサービス「みあこネット」の運用を4月1日より担当すると発表している。今回の営業譲渡により、4月1日よりみあこネットのシステムを利用した公衆無線LANサービスを開始するとしているが、サービス名称やサービス形態については変更される見込み。サービス変更についての詳細については3月23日現在明らかにしていない。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.kyoto-inet.co.jp/topics/2005/03/03_23_01.html
関連記事:Kyoto-InetBB、伝送速度に応じて月額料金を値下げするADSLサービス[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7447.html
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( 大久保有規彦 )
2005/03/23 19:54
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