財団法人2005年日本国際博覧会協会は25日、「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)」公式サイトのWebサーバーに障害が発生し、会場内のパビリオンやイベントの観覧予約システムを4月1日まで停止すると発表した。
博覧会協会によれば、3月22日頃より予約システムにつながりにくくなっており、つながっても入場券番号を入力したところでエラーが返される状態になっていたという。
原因としては、来場者情報(入場券番号)を登録するデータベースサーバーが、混雑状況などを伝える「サポートナビ」やリアルタイム交通情報などと共用されており、3月25日の博覧会開幕と同時に利用者が増大し、サーバーが能力不足に陥ったという。また、予約システムが過剰に来場者情報をチェックしているために処理が重くなっているほか、サーバーへのアクセス回線が飽和状態となりつながりにくい状況にもなっているという。
博覧会協会では、回線を増強するともに、来場者データベースを一部分離し、予約プログラムを修正するなどの負荷軽減措置を行なう。
この影響で、予約システムが4月1日まで停止となったほか、サポートナビも3月31日~4月1日にかけて停止。混雑状況などを携帯電話から閲覧できる「携帯WEB」も断続的にサービスが停止するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.expo2005.or.jp/jp/N0/N2/N2.6/N2.6.57/index.html
( 三柳英樹 )
2005/03/28 13:40
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