米Googleは3月31日、「www.google.com」においてFirefoxとMozillaの先読み機能に対応したと発表した。
先読み機能とは、Mozillaプロジェクトのブラウザに以前から組み込まれている機能の1つ。HTMLのlinkタグに「prefetch」と書いてある場合に、ユーザーがそのリンクをクリックする前にバックグラウンドであらかじめダウンロードしておく機能のことだ。そのリンクが実際にクリックされた場合には改めてダウンロードする必要がないため、より高速にページを閲覧できるようになる。
Googleは今回、この機能を利用するため、検索結果の最上位のリンクを自動的に先読みするようにHTMLコードを改変した。Firefoxなどを利用する場合、最もクリックされる可能性の高い最上位のリンク先ページをより高速に閲覧できることになる。
ただし、先読み機能を利用すると、自分が予期しないページをダウンロードしてブラウザにキャッシュやCookieが残ってしまうことになる。これを嫌う人はMozillaのアドレスバーに「about:config」と入力して設定画面を表示した後、「network.prefetch-next」の値を「False」に変更することによって先読み機能を無効にできる。
なお、先読み機能への対応は、現時点で「www.google.com」では確認できたものの、「www.google.co.jp」では確認することができなかった。
関連情報
■URL
先読み機能の説明(英文)
http://www.google.com/help/features.html#prefetch
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/04/01 12:03
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