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引き続きトロイの木馬が脅威の主流に~マカフィーのウイルスランキング


 マカフィーは5日、2005年3月度のウイルス検知状況を発表した。ウイルス対策サービス「McAfee VirusScan ASaP」を提供する同社データセンターが把握する国内企業7,000社、PC60万台が対象となっている。

 検知企業数では、トロイの木馬型ウイルス「Exploit-MhtRedir.gen」が1,032社で検知され、2月度に引き続き最多。次いで「Exploit-ByteVerify」(699社)、「JS/Exploit-HelpXSite」(638社)、「JS/Exploit-MhtRedir.gen」(556社)と上位4位をトロイの木馬が占めた。

 検知マシン数でもExploit-MhtRedir.genが2,193件と最多。以下、検知企業数と同様にExploit-ByteVerify(1,315件)、JS/Exploit-HelpXSite(1,137件)、JS/Exploit-MhtRedir.gen(1,026件)とトロイの木馬が続く。

 マカフィーでは、「トロイの木馬が引き続き流行している。検知企業数・検知マシン数でトップ10のうち6種を占め、ネットワークにおける脅威の主流となりつつある」と分析。また、「興味本位で作成されるウイルスではなく、ある種の商業目的で作成されたアドウェアが増加傾向を見せている」という。

 なお、スパイウェアについて、マカフィーの加藤義宏技術統括部長が「スパイウェアはウイルスのような拡散力はないが、主にHTTP経由の感染が多いため、不審なサイトへのアクセスや、不審なメールに記載された危険サイトに誘導するURLをクリックしないように」と注意を呼びかけている。


関連情報

URL
  マカフィー
  http://www.mcafee.com/jp/

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マカフィー、2月のウイルス検知ランキング~トロイの木馬が主流に(2005/03/03)


( 鷹木 創 )
2005/04/05 14:50

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