Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

IPA/ISEC、2005年3月のウイルス・不正アクセスの届出状況を公表


 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は6日、2005年3月および2005年第1四半期(1月~3月)のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を公表した。

 3月のウイルスの届出件数は4,846件で、2月の4,150件から16.8%増加した。3月のウイルスの検出数は約262万個で、2月の約246万個から6.5%増加している。届出のあったウイルスはNetskyが1,262件で最も多く、13カ月連続で届出件数が1,000件を超えている。また、ウイルスの総検出数約262万個のうち、Netskyが約230万個と9割近くを占めた。

 1月~3月のウイルスの届出件数は13,876件で、2004年10月~12月の14,867件から991件減少した。2004年4月~6月期以来、4期連続で届出件数が1万件を超えているが、実際に感染被害があったという報告の割合は徐々に下がっており、1月~3月では感染被害の割合は0.4%に止まった。

 3月にはウイルス「Mytob」の届出が初めてあり、出現から1カ月あまりで20種類以上の亜種が作成された。Mytobはメールの添付ファイルのほかに、Windowsのセキュリティホールを悪用して感染を拡げるため、対策を行なっていないPCの場合にはネットワークに接続しているだけで感染する危険性がある。IPA/ISECでは、ウイルス対策ソフトのパターンファイルなどを常に最新版に保つとともに、Windows UpdateなどによりOSの修正プログラムも適用するよう呼びかけている。

 3月の不正アクセスの届出件数は59件で、2月の63件から減少した。ただし、被害届出件数は14件と2月の9件から増えている。被害の内訳は、侵入が9件、メールの不正中継が1件、その他が4件。侵入被害の中には、Webサーバーが乗っ取られ、フィッシング詐欺のサイトに改竄されたケースが2月に引き続いて確認されている。

 IPA/ISECでは、企業からのメールを装ったメールにより、クレジットカード番号などの情報を盗み取ろうとするフィッシング詐欺が増加しているとして、ユーザーに対して注意を呼びかけている。金融機関が個人情報をメールで確認することは通常ではありえないとして、ユーザーに対してメールの本文中にあるURLを安易にクリックしないことや、メールの送信元は簡単に偽装が可能なので送信元を安易に信用しないことなどを求めている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ipa.go.jp/security/txt/2005/04outline.html

関連記事
IPA、2005年2月のウイルス・不正アクセスの届出状況を公表(2005/03/03)


( 三柳英樹 )
2005/04/06 17:15

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.