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「木星が有する衛星の数はいくつか」の検索結果ページ
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米Googleは8日、「www.google.com」において「Google Q&A」機能を追加したと発表した。
Google Q&Aは、検索フォームに簡単な質問を入力すると、回答内容が検索結果ページの最上位に表示されるサービスだ。これまでもポータルサイトなどでは天気予報や株価といった特定の情報を直接回答する機能が提供されているが、Google Q&Aはその概念を一歩進めたことになる。
例えば、日本の人口を知りたい場合には「population of Japan」と入力すると、検索結果の最上位に米CIA(中央情報局)のWebページから抽出してきた日本の人口データが直接表示される。
Googleによると、Google Q&Aで扱えるのは一言で答えられる事実を尋ねる質問で、例えば小説の著者や商品の発明家の名前、国の人口や首都の名前、有名人の誕生日などといった事柄であるという。より詳細な情報も確認できるようにするために、回答の下には情報元サイトへのリンクも複数表示される。そのページを読み進むことによって、さらに詳細な情報を得られる仕組みだ。
Google Q&Aで回答される情報はすべてWebから得られたもので、その回答の正当性を必ずしも保証するものではないといえよう。また、回答を抽出する方法についてもGoogleの広報からは詳しい説明を得ることはできなかった。現時点ではどのような質問に答えられるのかを事前に知る方法はなく、とにかく試してみるしかない。
ただし、Google公式ブログによると、単なる事実を尋ねる質問だけにしか対応していないとはいえ、さらに深い質問でも答えられるという。「木星が有する衛星の数はいくつか」「米国におけるソニーのゲーム機PSPの発売日」「映画ブレーブハートの上映時間」などの例が挙げられている。Google Q&Aの責任者はブログの中で「これはまだ始まりに過ぎない」と述べており、今後さらに幅広いジャンルの質問に答えられるようにする意向であることを示唆している。
関連情報
■URL
Google Q&Aの機能説明(英文)
http://www.google.com/help/features.html#qna
Google公式ブログの該当記事(英文)
http://www.google.com/googleblog/2005/04/just-facts-fast.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/04/08 13:38
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