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ジャングル、他社製品とも併用可能なスパイウェア対策ソフト

製品発表会ではスパイウェアのデモンストレーションも

 ジャングルは、スパイウェア対策ソフト「SGアンチスパイ」を21日に発売する。Windows XP/2000/Me/98SEに対応。価格は8,190円で、1年間利用できる。他社スパイウェア対策ソフトやウイルス対策ソフトからの乗り換え版である「SGアンチスパイ 特別優待版」も6,090円で提供する。


他社製品とも併用可能〜カスペルスキーのウイルス検知エンジンを搭載

SGアンチスパイ
 SGアンチスパイは、セキュリティベンダーであるアークンと韓国のビジョンパワーが協力して開発したスパイウェア対策機能のほか、ロシアのカスペルスキーによるウイルス検知・駆除エンジンを搭載したセキュリティ対策ソフト。ウイルスやスパイウェアといった不正プログラムに対応する。アークンの渡部章代表取締役社長は「カスペルスキーのエンジンは動作も軽く、スパイウェア対策とウイルス対策のダブルエンジン構成に向いている」とカスペルスキーのエンジンを採用した理由を説明した。

 シマンテックやトレンドマイクロ、マカフィーといった大手セキュリティベンダーのセキュリティ対策製品と同時にインストールして利用できることが特徴で、「セカンドオピニオンとしての利用方法もある」という。また、不正プログラムが侵入する可能性が高い領域から優先的に検索する「クイックスキャン」機能を搭載。メインメモリ、レジストリ、システムフォルダといった順にスキャンすることで、「大規模HDDを搭載しているPCでも効率的に検知できる」とした。

 なお、検知したスパイウェアは、デフォルトの設定では完全に削除されない「隔離」の状態に置かれる。「隔離」したスパイウェアについては復旧することも可能だ。定義ファイルの自動更新は、ウイルス・スパイウェアとも最も頻繁な設定で1時間ごとの更新になっている。


「クイックスキャン」のイメージショット 通常のスキャン画面

スパイウェアをデモンストレーション

アークンの渡部社長
 アークンの渡部社長は、「これまでのウイルス対策ソフトは、不正プログラムのうちワームやトロイの木馬などウイルスのカテゴリしか検知できなかった。SGアンチスパイでは、ウイルスだけでなくアドウェアやスパイウェアなど情報を盗み出す不正プログラム全体に網を掛けていく」とコメント。また、「国産のウイルスはほとんど無いが、国産のスパイウェアは台頭している」と指摘し、「アークンでも国内スパイウェアを研究するリサーチセンターを2005年に設立する」と述べた。

 なお、渡部社長は製品発表会でスパイウェアをデモンストレーションした。2台のPCを用意し、それぞれを接続。片方のPCからもう一方のPCに侵入し、キーロガーやスクリーンショットのキャプチャーなどをリモートから実行してスパイウェアの脅威を訴えた。


「不正プログラム全体に網を掛けていく」という スパイウェアのデモンストレーションも行なわれた

侵入されたPC(右)に入力した文字が、侵入したPC(左)に表示できてしまう 任意のファイルを開くことも可能

アプリケーションも起動させらることができる。デモではWindows Messengerを起動させた

 このほか、会場では小澤哲郎弁護士が、4月から完全施行された個人情報保護法に関連してコメント。「個人情報保護法の19条にはデータ内容の正確性を確保する義務、20条には漏洩などを防ぐ安全管理の義務が明記されており、個人情報を保護するために必要かつ適切な処置を施さなければならない。一般にもセキュリティ対策ソフトの重要性は認知されており、企業人も情報漏えいなどを防ぐ対策ソフトの導入を図るべきだ」と述べた。

 ジャングルの高田晃子代表取締役社長も「個人情報が盗まれるスパイウェアの被害はウイルスよりも実害が大きい。SGスパイウェアが少しでも危機管理の役に立てれば」とコメント。ジャングルでは今後も、「SG(SecurityGuard)」シリーズとしてセキュリティ対策ソフトをリリースする方針だという。


小澤弁護士が個人情報保護法に関連してコメント 「個人情報が盗まれるスパイウェアの被害はウイルスよりも実害が大きい」とジャングルの高田社長

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.junglejapan.com/release/2005/0408.html

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( 鷹木 創 )
2005/04/08 18:20

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