「音楽配信市場の本格的な立ち上がりの時期が到来した」。エイベックス・グループ・ホールディングスは11日に公表した「エイベックス・グループの構造改革について」で、音楽配信事業において「High Definition Sound laboratry(HD Sound Lab.)」を設立することを明らかにした。
「エイベックス・グループの構造改革について」によると、エイベックスネットワークでは「高音質プロジェクト」を近々スタートさせることを決定し、HD Sound Lab.を設立するという。HD Sound Lab.のエグゼクティブ・アドバイザーには、音楽家の小室哲哉氏を招聘。音楽配信時代の「高音質」のあり方を研究・実験し、将来のあるべき姿を模索するとしている。
高音質プロジェクトでは、「24(32)bit/192kHzでのマスター音源を標準仕様とし、早期にフル・デジタル・プロセッシングを行なうことを目標とする」。エイベックスでは「着メロから着うた、着うたフルに消費者の関心が徐々に移行するとともに、現状の音楽への不満が高まって来ている」と指摘。「携帯電話を含むHDDプレーヤーを対象に今後通信キャリア、ハードメーカーなどとも協調し、音楽ファンにとっての高音質環境を整備していくことがゴールイメージである」としている。
関連情報
■URL
エイベックス・グループの構造改革について(PDF)
http://www.avex.co.jp/j_site/press/2006/050411.pdf
エイベックス・グループ・ホールディングス
http://www.avex.co.jp/
( 鷹木 創 )
2005/04/11 18:38
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