NTTドコモは、関東甲信越エリアにおけるFOMAのiモード通信で、交換機の設定ミスによりパケット通信量のカウントが行なえない状況が発生していたため、一部の課金データを消失したと発表した。ユーザーに対しては、正常にカウントされた課金データでのみ料金を請求し、消失した分については請求しない。
同社によれば、課金データの一部がカウントされていなかったという事象が発生していたのは1月13日~3月15日の約2カ月間。1月13日より実施していたFOMA用交換機の増設工事において、通信量をカウントするデータの設定において、ミスがあったことが原因という。通信そのものは正常に機能していた。
消失データは復元不可能とのことで、関東甲信越エリアのFOMAユーザーが該当期間中に行なったiモード通信において、消失データ分の通信料がどの程度に及ぶか、あるいは対象ユーザーの数などは調査できない。このため、同社では正常にカウントされた分のみ請求することにしている。
なお、同社によれば、設定ミスがあった通信設備の割合や契約数などを元に試算したところ、消失分は10億円程度になるという。
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0120-264-360
■URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0413.html
( 関口 聖 )
2005/04/13 18:36
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