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Internet2上の違法ファイル交換ユーザーを提訴〜米RIAA


 米レコード協会(RIAA)は12日、次世代インターネット「Internet2」を利用し、音楽ファイルの違法な交換が行なわれているとして、18大学の学生405人を著作権侵害で提訴すると発表した。

 Internet2は学術研究を目的とした次世代高速ネットワークで、米国の大学間で構築されている。RIAAによれば、このネットワーク上で「i2hub」というファイル交換ソフトを使用して、著作権のある音楽などが大量に交換されている。高速なInternet2上では、映画なら1本5分弱、音楽なら20秒弱でダウンロード可能だという。

 RIAAでは、学生が「Internet2の閉じたネットワーク環境であれば、違法なファイル交換も見つからない」と考えていると指摘。しかし、現地時間の13日には、カーネギーメロン大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学などの学生405人を提訴する予定だ。なお、今回提訴される学生は、楽曲93万曲を含む合計150万本のファイルを違法に交換していた疑いがあるという。

 RIAAによれば、i2hubを利用した著作権侵害は大規模だが、訴訟は1校あたり25人に制限したという。なお、訴えられた405人がそれぞれ共有していたMP3ファイルの平均数は2,300ファイル以上、そのほかのファイルも合わせた総数では3,900ファイル以上に達する。また、最大で13,600ファイルのMP3ファイルを共有していた被告もいるとしている。

 RIAAのCary Shermanプレジデントは「次世代インターネットは、研究者や技術者、それに合法的な利用者にとっては素晴らしいツールだ」とコメントした上で、「しかし、この高速ネットワークに通常のルールを適用せず、無法状態で放置することはできない。Internet2上で蔓延する違法なダウンロードがこの研究を脅かすことを防がねばならない」と述べた。

 RIAAでは対象となった18大学以外でも、41州140校でi2hubを使った著作権侵害の証拠があるという。また、これら大学の学長宛てに書簡を送付しており、違法ファイル交換を止めさせるよう要求している。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.riaa.com/news/newsletter/041205.asp


( 鷹木 創 )
2005/04/13 19:40

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