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ドコモ、タブ型フルブラウザ「Opera 7.5」を搭載したFOMA「M1000」


 NTTドコモは、W-CDMAおよびGSM/GPRS方式対応のモトローラ製FOMA端末「M1000」を開発した。ボーナス商戦期に発売される予定。

 「M1000」は、W-CDMA、GSM/GPRS方式対応のモトローラ製FOMA端末。W-CDMA方式は2GHz帯がサポートされ、GSM/GPRS方式は900/1800/1900MHz帯となる。なお、通常のFOMA端末とは異なり、iモードサービスには対応せず、iモード向けWebサイトおよびiモードメール、iモーション、キャラ電などは利用できないことになる。また、定額オプション「パケ・ホーダイ」も適用対象外となる。ただし、SMSやテレビ電話は利用できる。

【お詫びと訂正】

 初出時、ドコモ広報部より、W-CDMA方式の800MHzに対応しているとコメントをいただきましたが、その後の取材で、800MHz帯には対応していないことが判明しました。お詫びして訂正いたします。


 ドコモでは、M1000をFOMAの新展開として、コンシューマー市場および法人市場に訴求していきたい考えだ。ターゲット層を「30〜40代のITリテラシーの高い層」としており、ビジネスコンシューマー向けに展開される。また、通常のFOMA端末と同様に、ドコモショップや量販店で購入可能となる予定。価格はオープンプライスとなるが、PDA端末程度の店頭価格が予想される。

 端末OSは、Symbian OS 7.0で、フラッシュメモリを搭載。19MBのユーザーエリアが用意されるほか、TransFlashカードスロットを装備。パッケージには32MBタイプのTransFlashカードが付属する予定。搭載CPUについては明らかにされていない。

 また、端末背面に有効画素数131万画素のCMOSカメラ、ディスプレイ上部に有効画素数31万画素のCMOSカメラをそれぞれ装備する。ディスプレイは、約2.9インチ、208×320ドット、65,536色表示、タッチパネル式の透過反射型TFT液晶となる。ボディ下部の角に2段階で伸縮するスタイラスが収納されている。

 数字キーは搭載されておらず、ソフトウェアキーで操作する。QWERTY配列、手書き入力(ひらがな)のほか、携帯打ち、ツータッチなどで文字入力できる。なお、電話をかける際に、ディスプレイ上の数字キーをタッチすると画面が振動し、ソフトウェアキーでもキー入力した感覚がつかみやすくなっている。なお、国語(42,000語)、英和(65,000語)、和英(36,000語)の電子辞書機能も用意される。

 メールの受信はPOPおよびIMAPに対応し、パソコン向けの複数のメールアドレスを利用できる。選択受信対応で、ヘッダだけを先に受信したり、冒頭の数行のみを受信するといった詳細な設定が行なえる。添付ファイルにも対応し、WordやExcel、PowerPoint、PDFなどのオフィス文書も閲覧できる。ZIP形式で圧縮されたファイルも展開可能で、FOMAユーザー向けのインターネット接続サービス「mopera U」を利用すれば、サーバーがメールを受けると、FOMA網を使ってSMSでメール受信通知がPUSH配信される。

 また、パソコン向けWebサイトが閲覧できるタブ型フルブラウザ「Opera 7.5」も搭載される。JavaScriptやFlashにも対応する。タテ・ヨコ切り替え機能を搭載し、横向きで利用すれば、よりパソコン向けWebサイトに近い形で閲覧できる。画面の拡大縮小のほか、情報が画面に収まりやすいようにスペースを削除して表示するフィット表示モードも利用可能となっている。


 さらに、IEEE802.11b準拠の無線LAN機能もサポート。公衆無線LANサービスや、自宅の無線LAN環境でより高速なデータ通信が可能。利用シーンによって無線LANやW-CDMAに通信環境を切り替え可能で、例えば、無線LANエリア内に入ると、メール全文を自動受信することなどが可能。こうした機能を利用することで、パケット通信料を抑えて利用できるという。このほかBluetooth 1.1にも対応し、GAP/GOEP/OP/SPP/DUN/HSP/SDAP/HFPの各プロファイルをサポートする。

 M1000は、N900iGと同様にGSM/GPRS方式に対応したことで、海外でも端末が利用可能。音声通話やテレビ電話、データ通信、SMSのほか、ドコモの公衆無線LANサービスとローミングするiPassなどの海外無線LANサービスもサポートする。

 また、オープンなプラットフォームを採用したことで、C++やJava(MIDP2.0)など、ユーザーが自由にアプリケーションを作成できる環境となっている。時期は未定だが、ドコモでは、法人・個人を問わずに開発キットを無償配布する方針だ。開発したアプリケーションに制限は設けられず、自由に公開およびダウンロードして利用できるようになるという。

 ドコモ側ではM1000の活用サイトを設置し、遠隔ロックアプリや、無線LAN設定ソフトなどの各ソフトを提供する予定。ドコモが用意する一定の基準を満たせば、個人の開発したアプリケーションでも推奨ソフトとして紹介していくとしている。

 なお、こうした環境のために、セキュリティ対策として、マカフィー製のウィルス対策ソフト「セキュリティスキャンLight」がプリセットされる。ユーザーが手動で定義ファイルを更新しなければならないが、パケット通信料無料で最新の定義ファイルを最新の状態にしておける。このほか、USB2.0に対応し、メールやスケジュール、アドレス帳などをOutlookと同期するソフトなども利用可能。IPsecのVPNもサポートされる。

 大きさは117×59.5×21.5mmで、重さは約168g。ボディカラーはBlackSilver×DarkSilverの1色。W-CDMA時の待受時間(移動時)は約110時間(静止時約200時間)で、音声通話時間約120分、テレビ電話通話時間は約80分。

 発表会では、開発中の端末が公開された。プリセットされるアプリなどは決定されていないものの、Windows Media Playerでの動画再生のデモンストレーションも行なわれた。音楽ファイルも1曲丸ごと再生可能だが、著作権処理が不透明なため公式にはアナウンスされない見通し。

 また、会場説明員によれば、メッセンジャーアプリなど、ネットワークを使ったさまざまなアプリが開発可能だが、無線LANエリアでのIP電話としての利用について、不可能ではないものの端末スペックの問題で「現実的ではない」としていた。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0414a.html


( 津田啓夢 )
2005/04/14 20:03

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