デンマークのSecuniaは20日、Windows 2000のエクスプローラに脆弱性があると警告した。危険度は5段階中3番目の“Moderately critical”。悪用されると、任意のコードが実行される恐れがあるという。
今回の脆弱性は、エクスプローラー上でHTMLファイルを表示するライブラリ「webvw.dll」において、入力されたデータの検証にエラーが発生することが原因。例えば、エクスプローラ内に著作者を改ざんしたWordのドキュメントを表示させ、それをユーザーに選択させるなどを促すことで、任意のHTMLファイルやローカルのスクリプトコードを実行されてしまう可能性がある。
Secuniaでは、Windows 2000 SP4で脆弱性を確認。サービスパックの適用に関わらず、Windows 2000 Professionalのほか、Windows 2000 Server/Advanced Server/Datacenter Serverでも影響を受けるという。
なお、回避策としては、エクスプローラの「ツール」から「全般」の「従来のWindowsフォルダを使う」を選択することを掲載している。
関連情報
■URL
Secuniaのアドバイザリ(英文)
http://secunia.com/advisories/15017/
( 鷹木 創 )
2005/04/21 16:07
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